誕生日

午前

この日は朝一でテニススクールの振替を入れてたので、おいらは朝からテニスへ。
テニスが終わってそのまま帰宅し、嫁さんは産婦人科へ検診に出かけてました。

この日は、駅の近くにある有名なうなぎ屋さんにお昼食べにいこっかみたいな話をしてたので、とりあえずシャワー浴びて準備して、駅の方向へトコトコ。

そいえばあるかなぁって思いソフトバンクショップに立ち寄ったところ、iPhone在庫ありますよ、とのこと。
ただし新規契約分のしかなくって、機種変はできないらしく、電話番号がかわっちゃうらしい。
とはいえ、iPhoneだと今までのポイントは使えないし、どうせメアドは変わっちゃうみたいだし・・・店員さんの前ではう〜んと悩むふりをしながら、ほぼ即決で買う事決定。

ほんとはまだ診察やってれば産婦人科に行こっかなとも思ってたんだけど、iPhoneを見つけてしまってはしょうがない。
(だって欲しかったんだし〜笑)

ということでピコピコ契約手続き進めてたところ、嫁さんもソフトバンクショップに来たんだけど、どうもぼちぼち陣痛が来てたみたいで、とっとと契約済ませろよぉって声が・・・

だがしかし、この日はiPhoneの契約が多かったようで、どうもソフトバンクのサーバーが過負荷になってたみたいで、全然手続き進まず。
嫁さんからは「ここで陣痛が急にひどくなって病院行かなきゃいけなくなったらどうする?iPhoneあきらめて病院行く?」みたいなプレッシャーを受けつつ、我が息子よ俺のためにもうちっと我慢してそこにいろ、と祈ってたところ無事契約も完了。

午後

ということで念願のiPhoneもゲットし、今度はうなぎ屋さんにお昼ご飯を食べにいく事に。
が、嫁さんの陣痛もそれなりにひどくなってたようで、かつ、この日はかなりの猛暑。数メートル移動して、日陰で休憩、そして移動、を繰り返しつつ無事うなぎ屋さんに到着。
てか、そんな陣痛来てるならさっさと家に帰れよ(笑、とも思うかもしれないけど、出産したらしばらくは外食できなくなるし、出産前の最後のおいしいものということで、絶対うなぎが食いたかったみたい。

命がけ(?)でたどり着いたうなぎ屋さんは、期待通りの味で超満足。

でもうなぎで陣痛が収まるわけもなく、帰りも移動・休憩を繰り返し、なんとか家に到着。

妊娠・出産については妊娠が分かってから色々知ったことが多いんだけど、前は陣痛が来たら即病院直行ってってイメージだったんだけど、陣痛が来てから実際に出産するまでの時間って人それぞれみたいで、長い人は2日ほどだらだらと陣痛が続く人もいるみたい。

なもんで、陣痛の間隔が短くなるまでは、とりあえず家で待機することに。

夕方

ということで家に帰ってからは、おいらはiPhoneと、嫁さんは陣痛との格闘が始まる。
陣痛は数分置きにずんどこ来てたみたいで、それもだんだんと痛くなってくるらしく、最後のほうは立ってられないくらいに。
そうなってくると旦那の出番。腰さすりさすり。

つってもあれ、どこをどうどれくらいさすればいいか分からないんだよね。ここか、ここか?もうちょい下〜、もうさすらなくていいよ〜、みたいな話をしつつ、何度もくる陣痛を耐え続ける。
ちなみに陣痛の痛みは、だんだんと腰から下にさがってくるようで、最後のほうはケツの辺りに痛みがくるらしいっすよ。
そうなるとケツはさすりにくくなるので、テニスボールを使ってさするらしいっす。

ということでうちもおニューの缶入りテニスボール(試合級)をばっちり用意してたんだけど、、、結局いつ使えばよかったのか分からず終わっちゃいました(笑

さてそんなこんなで陣痛なんだけど、攻撃の手を休める気配はなく、ズンドコひかわきよし状態が続いたんだけど、陣痛間隔が3分くらいになってから病院に来てくれって言われてたので、陣痛が来てさすりさすりで時間チェーックを繰り返し、今の何分?→5分だったよ→何分?4分半、まだまだ!みたいなのを繰り返してたんだけど、さすがにもう嫁さんも限界に来てたみたいで、病院に電話したところ、では来てくださいとのこと。

ちなみに、病院に電話するときは本人が電話しなきゃいけないことになってるみたい。多分電話の声で陣痛の来具合を判断するんだろうね。

ということでテケテンテンテンと車で産婦人科へ。このとき夜の11時。
嫁さんはすぐに診察室に入って、助産師さんが診察。
なんかイメージとしては分娩室に入っても出産は2・3時間はかかるイメージだったので、生まれるのは日をまたいでからかなぁってそんときは思ったんだけど、、、

まぁいわゆる立ち会い、ってやつをしてみたんだけど、感動というかなんというかそういうのはなかったんだけど、なんか不思議な感じでした。

そして、これは前々から知ってればそれほど驚かなかったんだろうけど、出産のとき女の人のいわゆる子供が出る所。これって出産時に裂けちゃうらしいっすね。
自然に裂けて出産する人もいるらしいけど、うちの場合は、子供の頭が何回か見えつつも出そうで出なかったので、助産師さんがセッカイ(この時は意味が分からなかった)しますねセッカイしますね。とか言ってたの。
セッカイって何だろう?ととなりでぼんやり聞いてたんだけど、隣の部屋からお医者さんがやってきて、注射ぷちゅーって打ったあと、ではセッカイしますねって言った後、そのお医者さんと助産師さんが自分たちの手前に布を持ち上げて、何かをガードするようにしたんですよね。

この瞬間セッカイ=切開ってことってのが分かったんだけど、おおきなハサミを使ってバチンと切開->血ぶしゅーみたいな。この瞬間が一番引きました。
てか、出産で帝王切開じゃなくても切る事もあるんだねと・・・事前に知ってればこれほど驚く事もなかったと思うんだけどねぇ。ほんと引いた。。。

そして、切開して次のイキミで、、、おぎゃーおぎゃーっすよ。

分娩室に入ってから40分で出産だったので、結構安産だったほうみたいです。

あかちゃんが生まれると、まずお母さんのおなかの上にあかちゃんを乗せ、その後すぐにあかちゃんだけ別室移動。多分体洗って体重と身長を量ったりしてたんだと思うけど、数分して部屋に帰ってきました。
嫁さんのほうは出産終わっても、いろいろと処置が残ってて、しばらく寝たままになってるんだけど、その間赤ちゃんをおなかの上に置いて、二人でじ〜っと赤ちゃんの様子を観察してました。

とりあえず印象としては、ちっちゃいね〜とかかわいいね〜とか話してたんだけど、ず〜とおなかの上でウニウニ動いてたんですよね。
つーことで、とりあえず「ウニオ」と呼ぶ事にしました(笑
ちなみに生まれる前は、ネズミ年の子供なので「ネズオ」って呼んでました。ネズオからウニオ。はてさてほんとの名前はどう名付けたものか。
あと生まれたての赤ちゃんって何とも不思議な匂いがするんだよね。ポテトみたいというかなんというか。とりあえず生まれたら記念ににおっとくことをオススメします。

嫁さんから胎盤が出てきて、縫ったりする処置が終わってしばらくすると、分娩室から出て病室に移動することになったんだけど、深夜だったので病室へは嫁さんと助産師さんだけで移動。
 あ、旦那さんはここまでですから→え、あ、そうなの?→エレベーターのドア閉まる
と別れの挨拶もそこそこにおいらは病院から追い出され、一人とぼとぼと帰宅しました。

朝からテニスやって、iPhone買って、うなぎ食って、出産して、とめっちゃ長い一日でした。。。疲れた〜、、、っということで帰ってからバタンキュ〜